いっせい地方選挙の熱も冷めない4月30日未明、、安倍首相は米両院合同会議で「世界の平和と安定のため、これまで以上に責任を果たす。そのために必要な法案の成立を、この夏までに必ず実現します」と誓ってみせ、国民の心を一気に冷えさせました。
思わせぶりな疑問を投げてみせた公明党も5月11日には全条文について最終合意し、14日に閣議決定。26日から衆院本会議で審
議入りしました。
~平和・自由・いのちを守る~もう黙っとれん5.17パレード@ぎふ700人が怒りのパレード
「戦争法案」に対する国民の怒りは強く、各紙の世論調査では55%が今国会成立に反対しています。連日のように各地で反対集会が開かれていますが、岐阜市では、5月17日(日)、「もう黙っとれん 5.17パレード@ぎふ」が開催され、700人が安倍暴走政権にストップをかける元気な声を響かせました。
戦争法案の慎重審議を意見書採択もとめる
新日本婦人の会
また、いっせい地方選挙で新議員も加わった6月大垣市議会で、新日本婦人の会が提出した「安全保障法制法案に関する意見書
採択を求める請願書」(紹介議員笹田トヨ子)の取り扱いをめぐって、建設環境委員会〔6月11日(木)10時~〕に付託されました。
請願書は、安倍総理大臣と衆参両院議長に対する意見書として「(法案は)戦後長きにわたって専守防衛に徹するとした我が国のあり方を大きく変えるものであって、・・・3ヵ月以内に一挙に成立させようとするには無理があり・・・今国会で成立させることなく、国民的論議を十分尽くすこと・・・」を求めるもので、すべての会派が賛同できる案になっています。各会派の良識ある判断が注目されます。
平和は知恵を絞って守りぬくモノ
(30代 男性 二児の父親)
「集団的自衛権」という言葉の響きから一見、あたかも正当な権利のように考える人も中にはいるらしい・・との噂もチラホラ聞くので、今まで世界でこの権利が行使された事例をあげてみると、ソ連による1956年のハンガリー動乱1968年チェコスロバキア動乱、アメリカによる1964年のベトナム戦争1981年コントラ戦争・・・
まぁ結果的に大勢の人々が殺されたってコトです。今、安倍政権が推し進めているのも結局、アメリカの腰巾着になって世界で人を殺す権利を認めてほしいと言っているようなもの。
私は日頃、イチ父親として子どもたちには「人を大切にする人」に育って欲しいと願います。
いかなる理由があろうとも世界に出て行って、人と殺し合う「権利の濫用」なんか認めません!
不安倍増政権の暴走を前に、やはり「平和」は当たり前のように天から降ってくるものじゃなく、人が知恵を絞って「守りぬくモノ」だと痛感するわけです。
私は、ただただ、子どもたちを守りたいだけです。
日本を守るための権利という錯覚
集団的自衛権というと、「自衛」という言葉から、何か自分(日本)を守るための権利であるかのような錯覚に陥りますが、実際は日本と仲の良い国(アメリカ)に対する武力攻撃を、日本が直接攻撃されていないにもかかわらず、武力をもって阻止するものであり、憲法9条を有している日本で認められるものではない、と思います。
また集団的自衛権は、アメリカや旧ソ連といった大国の軍事介入の口実になってきたという実態からも非常に危険なもので、日本がアメリカとともに海外の国へ侵略をする道が拓かれてしまうといえます。
アメリカや旧ソ連のような国になるのか、それとも戦後守ってきた憲法9条のもとで平和国家を目指していくのか、極端にいう
とそういうことではないでしょうか。私は、息子に殺し殺されることを絶対にさせたくありません。
こどもの笑顔あふれる、健康で明るい街づくりをめざして