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3月議会:市庁舎建設問題 公債費が10億円増える?

庁舎建設に伴う財政運営 3つの懸念

①本体工事90億円、土地代、庁舎解体 費などでいくらかかるか。

②オリンピッ ク、震災復興で建築資材・労務単価が高 騰、100億円で済むのか?

③市庁舎だ けでなく他の公共施設や上下水道事業の 耐震化はどうするの?

こうした中での財 政運営はどうするのか質問しました。

公債費が今より 10億円増える!?

庁舎建設で財源の半分を合併特例債で 充てるとされているが、「合併特例債を 使った場合公債費のピークはどれだけに なるか」質問しました。答弁では、「平 成34年度にピークを 迎え59億円程度にな る」というものでした。 (グラフ参照)

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この公 債費の中には土地開発 公社の分は入っておら ず、またスイトピアセ ンター等の公共施設や 上下水道などのインフ ラ整備の耐震化など庁 舎建設だけでなく多く の投資的事業の費用が 必要であり、借金返済 の金額はこれだけでは 済みそうもありません。

過去には年間65 億円返済という借金に苦しむ時代があり、 その再来になるのではと心配です。

またこの時期は、団塊の世代が後期高 齢期に入ってきており医療・介護等社会 保障関連の費用はどうしても増えてきま す。

年間の借金返済金額が今よりも10 億円も増えれば、どうしても他の事業に しわ寄せがくるのではないでしょうか。

耐震化工事でなぜだめか、 市長は答えていない。

平成19年に現庁舎の耐震診断を行い、 「14億円で制震工法を行い防災拠点施 設として対応できる」という答申が出て おり、平成24年の12月議会で「なぜ 耐震化工事ではだめなのか」質問しまし たが、市長は私の質問に答えていません。

3月議会議案の主なもの

平成27年度予算

新庁舎の設計に3億円、公債費51億円

収入の根幹をなす市税は、個人市民税及び固定資 産税の減額で1億9千万円(△0.7%)の減だが、地 方消費税交付金や市債(借金)の増額で、予算規模 は前年度比 5.6%増の598億9000万円で3年連続増で す。

支出の特徴的なのは、新庁舎建設事業で基本・ 実施設計等で3億円(債務負担行為含む)、社会保障・ 税番号制度システム整備等関連事業で1億 5500万円、 土地開発公社借入金償還補助金5億円等、市民生活に 関係ない支出と公債費(借金返済)が51億3300万円 と予算の12%となっています。

平成26年度3月補正予算

3月補正予算総額は約14億3千万円ですが、主な ものは、公共施設整備基金積立金(庁舎)4億円、財 政調整基金積立金6億円、中学校空調機整備事業3億 6 000万円などです。

また、国の経済対策に係る事業と して4億 5230万円が計上され、主な内容は、プレミア ム付商品券発行事業など地域消費喚起・生活支援型 1億6千万円と地方版総合戦略策定事業や定住促進 P R事業など地方創生先行型7240万円、また防災・減災 対策として公共下水道事業会計2億 1990万円です。

条例改正で主なもの

  • 大垣市職員の給与に関する条例等の一部改正

若年層や医療職を除く職員の給与を2.0%引き下げるもの。

  • 大垣市介護保険条例の一部改正

介護保険料650円値上げで5560円 一号被保険者の保険料を13.2%アップして、基準額 で650円の値上げで5560円とするもの。 その他に、介護保険法の一部改正に伴い3件の条例案が 出されています。