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3月議会議案:議会改革議員グループ 旅費条例の改正を提案

議会改革議員グループ 旅費条例の改正を提案

議会改革議員グループ(笹田議員参加)は、グリーン車 裁判判決を受けて、大垣市職員の旅費に関する条例の 中で、第10条第1項中特別車両料金を「支給する」 となっているのを「支給することができる」に改める よう提案しました。

これは、大垣市違法公金支出返還 請求裁判(グリーン車料金裁判)の1月8日の判決の 主旨を受けとめ、条例改正の提案をおこなったもので す。

判決は、平成24年度のグリーン車料金の返還請求 は棄却でしたが、裁判長は判決文の中で「特別車両を 利用しない旨の申出をした議員らに対して特別車両料 金を支給することは違法となる」とあり、結語で「公 務に要する費用の弁償は本来的には実費によるべき」 とし、特別車両料金の支給のあり方について、「議会 において・・・議論されることが望ましい」としてい ます。

議会運営委員会では、提案を持ち帰って協議し、3 月4日までに各会派の意見を議長に提出することにな り、3月9日の議会運営委員会で検討することになり ました。

3月議会議案の主なもの

平成27年度予算

新庁舎の設計に3億円、公債費51億円

収入の根幹をなす市税は、個人市民税及び固定資 産税の減額で1億9千万円(△0.7%)の減だが、地 方消費税交付金や市債(借金)の増額で、予算規模 は前年度比 5.6%増の598億9000万円で3年連続増で す。

支出の特徴的なのは、新庁舎建設事業で基本・ 実施設計等で3億円(債務負担行為含む)、社会保障・ 税番号制度システム整備等関連事業で1億 5500万円、 土地開発公社借入金償還補助金5億円等、市民生活に 関係ない支出と公債費(借金返済)が51億3300万円 と予算の12%となっています。

平成26年度3月補正予算

3月補正予算総額は約14億3千万円ですが、主な ものは、公共施設整備基金積立金(庁舎)4億円、財 政調整基金積立金6億円、中学校空調機整備事業3億 6 000万円などです。

また、国の経済対策に係る事業と して4億 5230万円が計上され、主な内容は、プレミア ム付商品券発行事業など地域消費喚起・生活支援型 1億6千万円と地方版総合戦略策定事業や定住促進 P R事業など地方創生先行型7240万円、また防災・減災 対策として公共下水道事業会計2億 1990万円です。

条例改正で主なもの

  • 大垣市職員の給与に関する条例等の一部改正

若年層や医療職を除く職員の給与を2.0%引き下げるもの。

  • 大垣市介護保険条例の一部改正

介護保険料650円値上げで5560円 一号被保険者の保険料を13.2%アップして、基準額 で650円の値上げで5560円とするもの。 その他に、介護保険法の一部改正に伴い3件の条例案が 出されています。

 

安倍政権の15年度予算案  膨らむ軍事、縮む社会保障

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 安倍政権の2015年度予算案をみると、軍事費は過去最大の4.98兆円に膨張し、「戦争する国」へ軍拡加速しています。また、武器や原発を海外に売り込む「トップセールスの戦略的活用」を掲げ19億円増額。一方で、「社会保障のため」と消費税を8%増税したのに、社会保障費は手当たりしだいに切り下げています。
 「戦争する国」づくりと社会保障破壊は表裏一体。15年度予算案は命を削る”安倍色”が露骨に現れています。

グリーン車料金返還訴訟 「利用しないグリーン車料金の支出は違法」

2015年1月8日、グリーン車料金変換訴訟で判決があり、返還請求は棄却されましたが、判決の付言で、「公務に要する費用は実費に寄るべし」とし、「事前にグリーン車に乗らないと主張している議員のグリーン車料金にまで支出するのは違法である」と指摘し、原告の主張は認められました。今後は、判決に主旨に沿って、条例の運用など議会内での議論が求められています。

市長に要望書提出
1月21日、原告団及び議会改革議員グループで大垣市長に対して、要望書を提出しました。
①現在、市議会議員6名が法務局に供託している平成25年度及び平成26年度に支給されているグリーン車両料金を大垣市は受け取ること。
②裁判所の勧告に従い『議員報酬費用弁償等に関する条例』及び『大垣市職員の旅費に関する条例』の改正案(特別車両を利用しない旨の申し出をした議員らに対して特別車両料金を支給しない)を3月議会において提案すること。

行政視察にグリーン車は必要か?
現在グリーン車に乗る議員と乗らない議員に別れて視察が行われています。長年グリーン車を利用せずとも、支障なく視察が行われてきた経緯から見ても、果たしてグリーン車に乗ることが妥当なのか市民の判断も求められるのではないでしょうか。

2015年1月に寄せられた皆さんの声

庁舎建設・・・
「人口減少時代に庁舎建設は無駄ではないか。何とか住民投票ができないものか」

養老鉄道・・・
「経営に危機感がない。樽見鉄道のように車両に広告をのせるとか、1両の車両にするとか工夫をするべき」

学校・・・
「学校にクーラーが設置されることになったが、一方で予算が削られ、今まで行なってきた文化祭にオーケストラで合唱することができなくなった」

スイトピアセンター・・・
「こどもサイエンスプラザの県外からの集客力は一番多いのではないか。しかし、展示物が古くなり科学の進歩についていけてない。リニューアルはいつ行われるのか?」