「議会報告」カテゴリーアーカイブ

3月議会:利用していないグリーン車料金が 26年度視察の旅費にまた支給される

グリーン車料金実費精算の旅費条例改正案、継続審査に

日本共産党、市民ネットワーク、市民ク ラブの5名の議員は、グリーン車料金の支 出は実費精算とする「職員旅費条例改正案」 を3月議会に提出していましたが、自民ク ラブ・市議会公明・民主ネットの3会派に よって「継続審査」とされ、26年度の視 察旅費においても、利用していないグリー ン車料金の支給が行われました。

判決を真摯に受け止めない 自民クラブ・市議会公明・民主ネッ ト

この問題をめぐっては、グリーン車料金 の住民訴訟が行われ、今年1月8日に岐阜 地裁判決は、平成24年度分の返還につい ては棄却したが、付言で「利用しない旨を 申し出た議員にまでグリーン車料金を支給 するのは違法」とし、「公務に要する費用 は実費によるべき」「議会で議論されるこ とが望ましい」と指摘していたところです。

大垣市議会の自浄能力のなさ露呈

本来、当事者である今期の議員が審議を 行うべきですが、「継続審査」でお茶を濁 した形となり、結局、任期満了による市議 会の解散・選挙で廃案となってしまいます。 大垣市議会の自浄能力のなさがまたまた 露呈した形になりました。こうなれば、税 金の無駄遣いがそのまままかり通る大垣市 議会のあり方に、市民が選挙で審判を下す しかありません。

【12月議会】第6期介護保険事業計画案など各種「計画」案出される

 12月議会では、「地域包括ケアシステムの構築に重点をおいた」とする「大垣市高齢者福祉計画」(第6期介護保険事業計画)の素案が出されました。その他に「大垣市第二次子育て支援計画」(素案)および「大垣市第4期障害福祉計画」(素案)が出され、それぞれパブリックコメントを募集しています。詳しくは大垣市のホームページを参照ください。

 また、「第2次大垣市学校教育振興計画」(案)など6つの教育振興計画案の中間報告がありました。他に「大垣市産業振興指針」「第2次大垣市生活排水対策推進計画」(素案)が出されています。いずれも大垣市ホームページを参照してください。

介護保険料900円~1000円値上げ!?

 国のワークシートで算出した結果、平成27年度からの介護保険料は基準額で900円から1000円程度アップする見込みで、基準月額が5800円から6000円となる可能性があります。
 保険料設定で変更点は、
①公費を投入して非課税世帯は保険料軽減を行うもの。
②保険料段階全体の調整を行うため、新たに690万円以上の新段階を設置するもの。
となっています。

【12月議会】一般質問:地域交通政策はまちづくりの土台

 高齢者等の移動の要求が高まる中、自主運行バスや地方鉄道などの現状と対策について質問しました。答弁は「市民の生活等に必要不可欠な交通手段の確保は大切と考えている」「自主運行バスの支援や鉄道について沿線市町と協議会を設置し連携を図っている」とし、今後は「国が策定する交通政策基本計画や地方公共団体への支援制度を注視し、公共交通体系のあり方について研究する」というものです。私は、今後地域交通政策を策定するにあたって3点について要望しました。
①市民の交通権を位置づけること。
②地域交通は福祉・教育・地域活性化などまちづくりの土台になるインフラ整備であること。
③政策作りには住民参加で一自治体だけでなく生活圏域全体で取り組むこと。
(建設環境委員会報告)
養老線検討委員会(沿線自治体で構成)は、養老線のあり方について、岡山市にある「地域公共交通総合研究所」に調査委託を行なったと報告あり。

【12月議会】議員の期末手当の引き上げに反対し修正案提出

 12月議会最終日、議会改革統一会派は「議第91号大垣市職員の給与に関する条例等の一部改正について」に対する修正案を提出しました。
 この議第91号は人事院勧告に準じ職員の給与等を改定するものですが、統一会派では、議員の期末手当の引き上げの部分だけ削除する修正案を提出しました。この修正案は統一会派以外の反対で否決されました。
 9月議会では、”逼迫する市財政”を理由に自民クラブが「議員定数削減」を出しましたが、統一会派は全国平均より高い大垣市の議員報酬の引き下げの方が効果があると、対案を提出しましたが、否決されました。
 今回も、人事院勧告に便乗して、議員の期末手当の引き上げはおかしいと修正案を提出しました。