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コラム

現在のコラム

2007.12.18(金)

 12月議会が終わりました。9月議会以来、継続審議になっていた「垣老」拡充を求める請願が、文教厚生委員会で不採択になり、私は9500筆の署名を集めた市民の立場から、反対討論をしました。

 9月議会の一般質問で岩井議員は垣老の制定当時の市政を「先人を尊び、その健康に気を使う思いやりの政治」と表現しましたが、細々ながらも垣老が「大垣の宝」として存在してきたことは、市政のなかにこのような思想が流れている証ではと思っています。

 特に、貧困・格差が増大する中で、今の政治は次から次へと社会保障制度を改悪してきました。市民は不安を募らせるばかりです。せめて命にかかわる問題、医療だけでも安心してお医者さんにかかれるよう、垣老の精神を今こそ発揮する時であると思います。

 文教厚生委員会では、不採択となったわけですが、論点は主に2つです。1つは、垣老拡充を求める発端となった70才から74歳の医療費窓口2割負担が凍結になったということで、来年は垣老の拡充の必要はないわけですが、これはあくまで凍結であって廃止ではありません。このままでは1年後には2割負担となります。「国の動向をみて」と言う意見が多かったわけですが、それをもって不採択とは理解できません。

 もうひとつは財源問題です。9月議会の一般質問の答弁で市長は「市全体の事業および財源等を総合的に勘案しながら、存続を基本に検討する」と答えておられるわけです。しかし、来年度予算は1年間凍結という事もあり財源は検討されていません。検討もされていない段階で市民の願いを不採択にするのはいかがなものか。18年度決算では、8億4千万円の黒字でした。実質収支比率6.6で、ちょっと予算を余らせすぎた数字です。これがよくないといっているわけではありません。大垣市の財政力からして、その気になったら垣老拡充の財源確保ができるという一例です。

 また、老人に手厚すぎるといった意見がありましたが、高齢者とこどもの福祉を対立的に捉えるのはいかがなものでしょう。現役世代は、子育てとともに高齢者に優しい福祉豊かな大垣市政を求めています。高齢者に優しい市政をもって自分達の未来を伺いしることができます。ある80歳の方がお話されましたが、自分は病気一つすることなく、一生懸命働き医療保険料を払い続けた。そして病気がちになったこの年になって後期高齢者医療など高齢者に負担を強いる医療制度になるなんて本当に情けないと嘆いておられました。人は、自分の未来を信じて初めて頑張る事ができるのです。

 今は国の悪政で高齢者の人々が大変不安を感じておられる時代です。この時だからこそ、大垣市が本当に高齢者を守る市政かどうか問われるのではないでしょうか。議会はこれをしっかりと受け止めるべきです。

 厚生委員会では垣老の拡充を求める9500人以上の願いを受け止めず請願を不採択にしました。私はこの不採択に反対して討論を終わります。

 

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2007.4.27(金)

 選挙が終わって一段落ついてところです。2回目の経験ですが、本当に多くの皆さんにお世話になりました。選挙は総力戦といわれますが、本当にみんなの心がひとつにならないと勝てないことを実感しました。本当にありがとうございました。

 今回の選挙で訴えた「垣老」の公約は、市民のみなさんに受け止められたと思っています。また荒崎水害については地域の皆さんの思いがひしひしと伝わり、全力をあげて水害のない町にするためがんばります。

 ところで、今回の選挙では“企業ぐるみ”とか”自治会ぐるみ”といったぐるみ選挙が相変わらず横行していることが気になりました。

 また、公職選挙法の不合理さとして、選挙期間中、候補者の名前や写真が出せないため「共産党の女性議員」といった表現で政策チラシを出したわけですが、一方で新聞には候補者の名前を写真つきで広告に出すことが許されているというのはおかしいと思います。

 

2007.4.13(金)

 いよいよ 今週日曜日から市議会選挙が始まります。私は2期目の挑戦を行います。
 この4年間、「トヨ子通信」や「スポットおおがき」で市民の皆さんに市政をお知らせしてきました。多くの方から「はじめて市政がよく分るようになった」と好評です。引き続き市政を市民のものにするため頑張って市政報告を出していきます。

 前半で行われました県議会選挙で共産党の正岡候補の結果は予想以上に大変厳しい結果でした。このままでいくと私の選挙も「あぶない」と危機感をもっています。

 今回の選挙で重点的に訴えたい事は、引き続き「子育てと教育」とともに「高齢者」の問題についても訴えていくつもりです。

 この4年間で、格差は確実に進み、貧困層が増大しています。その中でも目立つのがお年寄りいじめです。来年から70歳以上の高齢者の医療費が2割負担になるので大垣市老人医療費助成制度(垣老)の拡充で対応すべきと訴えます。

 大垣市の財政についてもこの4円間勉強しました。去年上石津、墨俣と合併しましたが、旧大垣市の財政は今年から地方交付税の不交付団体となりました。大垣市の財政力からみて「垣老」を拡充するための予算は捻出できると踏んでいます。

 もう一つ訴えたい事は、「国民投票法案」の事です。12日の国会特別委員会で自民・公明政権が強行採決を行いました。このような暴挙は許されるわけがありません。私は地方自治体の選挙とはいえ「憲法改悪」を争点に選挙民に問うことが大切と考えています。
 どうか、笹田トヨ子に皆様のご支援をよろしくお願いします。

 

2006.5.17(水)

 今日、衆院委員会で自民・公明によって「医療改悪法案」が強行採決され、「日経」新聞の1面トップには自民党が介護保険の自己負担を2割に引き上げる検討を始めた、という記事が載りました。高齢者の医療負担を1割から2割・3割にするという医療改悪法案を強行しようとしているその裏で、次の介護保険大改悪を検討しているとは・・・怒り心頭

 

2006.5.14(日)

photo 今日は昨日と打って変わってよい天気になり、絶好の大垣まつり日よりでした。今年はやまの巡行が西回りで我が家の前を通るのは一番最後でした。そのせいか、皆さん少しお疲れ気味でした。

 

2006.5.10(水)

 今日は臨時議会があり、14議席だった自民クラブが18議席になりました。上石津・墨俣から選出された議員はすべて自民クラブに入り、市民ネットの1議員が自民クラブに鞍替えした結果です。我が党も頑張らなくっちゃ・・・

 

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