市政の争点 〜笹田トヨ子議員の提案・その1
高齢者いじめの医療改悪には”垣老”の拡充で対応を!
自民・公明政権は、この4年間で格差社会をつくり、更に増税と福祉・医療・年金など社会保障制度の改悪を行ってきました。特にお年寄りいじめが目立ちます。
昨年の国会で自民・公明は医療制度の改悪を強行成立させ、その結果長期療養型のベッド数を大幅に削減し、また70歳以上の高齢者の患者窓口負担が1割から2割負担となります。笹田トヨ子議員は、大垣市には垣老の制度があるので、70歳からも1割負担のままでいられるよう垣老の拡充を提案しました。
70歳以上窓口負担2割に(H20年4月より)
大垣市には通称”垣老”という「大垣市老人医療費助成制度」があり、67〜69歳までの患者窓口負担額は、通常3割負担のところ1割負担に軽減されています。ところが70歳からの高齢者は今回の医療改悪で、H20年4月より2割負担になってしまいます。
笹田トヨ子議員は「67〜69歳まで1割負担なのに70歳になると2割負担になるのは市民感覚として納得がいかないので、垣老の対象年齢を拡充し、70 歳以上も1割負担で済むように」と、3月議会で提案しました。市当局は、「垣老の見直しは必要だが、74歳までの拡充は難しい」という冷たい答弁でした。
“垣老”拡充の財源は・・・
平成19年度の「垣老」制度の予算は3億4370万円です。これを74歳まで拡充すると、仮に3億円の追加が必要としても、大垣市の財政規模からいってその捻出は難しくないと思います。
あの“イビデン専用道路”に2億6千万円弱を補正予算で出せる大垣市です。予算の無駄を検討すれば捻出可能と考えます。
自民・公明政権の医療改悪で高齢者の医療費はどうなるか…
→H20年4月より医療改悪
- 70歳から74歳までの高齢者の患者窓口負担が1割から2割になります。
- 75歳以上の高齢者は、「後期高齢者医療制度」という別立ての医療保険に入り、それぞれから保険料を徴収。病気がちな後期高齢者だけの保険になるので、医療費が膨らみ、保険料が自然に高くなる仕組みです。
- 介護保険料の年金天引きに加え、国保料、又は後期高齢者医療保険料が年金天引きされます。