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市政・研究

9月議会報告(荒崎の水害について)

共産党は大垣市の9月議会で、7・10荒崎地区の水害について

  1. 遊水池機能を持つ荒崎地区を市街化地域に指定し住宅化を進めてきた行政責任
  2. 徳山ダムにたよる治水対策は無意味である点
  3. 遊水池に建設した一般廃棄物の最終処分場の問題

を追求しました。

 9月議会にて、共産党の杉原議員は、荒崎の水害について、1.市街化地域に指定した行政責任について、2.徳山ダムとの関連について質問しました。(8人の議員が今回の水害などについて質問していますが、上記の二点を質問したのは共産党の杉原議員だけでした)

  1. について…荒崎の水害について遺憾とは言ったものの、その責任は明確に答えず、「市街化編入当事は洗堰から離れており浸水の可能性が低いと判断した。災害補償を行なうつもりはない」と回答。しかし、今後の対応としては、建築確認申請のときは「水害が起きやすい地域である」ことを周知するとのことです。
  2. について…今回の水害は徳山ダムとは関係のない下流や支流の地域で大量の雨が降り、大谷川の洗堰から水が溢れ出した10日の午前6時段階では、揖斐川の水位はまだ低い状態でした。過去14回起きている荒崎地区の水害は徳山ダムあるなしにかかわらず起きていることは明白ですが、市側は「徳山ダム完成時に洗堰を少し嵩上げしその後下流から段階的に河川改修を行なう」と従来どおりの答弁で、これでは「荒崎から今すぐ水害をなくしてほしい」という荒崎地域の人々の願いに答えるものではありません。

 日本共産党西濃地区委員会は、2003年度政府予算編成に向けて、荒崎地域の水害対策として、以下の内容を要求しています。

 揖斐川水系の治水対策は、徳山ダムにたよるのではなく、総合的で抜本的な治水対策を検討すること。

 特に、今最も必要とされている荒崎地区の水害対策として、以下の2点を2003年度予算で実施すること。

  1. 荒崎地区に、大谷川の遊水池と住宅地域を分離する輪中堤を建設すること。
  2. 相川の新幹線以北も重要水防地域と指定し、相川左岸堤の補強工事を行なうこと。
    (荒崎地域の西側を流れる相川の左岸堤から水がしみだし、決壊の恐れがあった)

 報告者:笹田トヨ子

 

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