「荒崎水害」で政府交渉に行ってきました
共産党は、来年度概算要求として荒崎地区の防災対策を要求していましたが、私は岐阜県の政府交渉団の一員として、10月9日に政府交渉に行ってきました。
この中で、「徳山ダムがあれば今回の水害は防ぐことができたのか?今回の溢水のメカニズムを明らかにされたい」という要望に対し、国土交通省の担当者は、溢水のメカニズムは「揖斐川支流の牧田川、杭瀬川、泥川、相川その支流の大谷川が絡み合って起きているもので、徳山ダムがあれば揖斐川の水位は43cm低下させることはできるが、徳山ダムだけで荒崎地区の大谷川からの溢水を防ぐこと難しい」と認めました。
また、荒崎地区の防災対策として、防災関連予算、河川改修予算などを荒崎地区の水害防止対策事業に集中する、輪中堤も選択肢の一つであり岐阜県および大垣市の検討結果を待っている、との回答でした。また、相川の左岸堤の漏水個所は今年度予算で対応し、その場所も重要水防区域に指定するというものでした。
従来の河川計画では「徳山ダム完成時大谷川洗堰を嵩上げする」というものでしたが、今回の交渉では、徳山ダム待ちではなく来年度予算で緊急対策としてやることを約束してもらいました。
この結果を受けて、早速岐阜県及び大垣市に向けて、来年の豪雨期に間に合うように再度「輪中堤」の建設を要望していく事としました。
笹田トヨ子