岐阜県大垣市・市議会議員 笹田トヨ子のホームページへようこそ

市政・研究

上石津産業廃棄物の現地調査

 ある市民の方から「上石津町のゴミが心配」とお手紙をいただきました。1月の「広報おおがき」で上石津町との合併の理由に「以前からゴミを捨てさせてもらっているから・・・」とあり、5回上石津町へ行っていろいろ地元の人の声を聞いたということです。 3月21日、上石津町会議員の桑原さんと環境カウンセラーのYさんと私の3人で現地調査を行いました。問題になっている処分場は上原地区にある民間の産業廃棄物最終処分場でした。廃棄物がいっぱいになって閉じてから20年は経過しているとのことで、廃棄物の埋め立ての下にはゴムシートが敷いてあるとのことです。10年前、処分場の土手から廃水が滲みだし問題になり、その後、管理型処分場として現在も廃水をチェックして処理しているようです。

photo

 一見すると何もない草むらが広がっていました。入り口の横に「部外者の立ち入り禁止」の立て札が立っていました。

photo 処分場入り口

廃水を溜める井戸があった

photo

 部外者でしたがちょっと中に入らせてもらい、草の生えているところまでいくと、直径30cmから50cmくらいの井戸が掘られていて、大きなポリバケツがかぶせてありました。この井戸は廃水がたまると汲み出すようになっていました。このような井戸が他にも設置されていました。

photo

石積みの場所や監視小屋

 20年前、大型トラックで産業廃棄物を運びこみ投棄場所となっていたと思える石積みの場所や監視小屋がありました。

photophoto

コンクリートで固められた土手と排水管

photo← 地元の方の話では10年前汚水が滲み出し問題となり、3000万円をかけて対応したとのことです。汚水が滲み出てきた土手はコンクリートで固めてありましたが、排水用の管が設置されていました。

photo

 10年前の廃水処理のため使用したと思われる太い管がそのまま残されていました。 →

 

 

 

 20年前は今のような産業廃棄物に対する規制はありませんした。この場所に何が捨てられているのかまたゴムシートが破れて廃水が地下水や谷川の水と混じるのではないかという心配があります。

 手紙の方は「大垣市が上石津町と合併したら私たちの税金で除去しなければならないのか」と心配されていました。とりあえず管理しているイビデン興産に対し、廃水の分析結果について情報公開を求めることにしました。

不法投棄の現場

 帰り道、不法投棄されている現場を見ました。上石津町は道路が整備されているため大型トラックで廃棄物を持ち込みやすく、人目を避けて夜間に不法投棄をすることはたやすいと思われます。

photo

大垣市一般廃棄物最終処分場

 緑の村の入り口の向かい側には大垣市の一般廃棄物最終処分場があります。ここは安定型で残土、レンガ、タイル、石くずなどが持ち込まれていました。

photophoto

 

▲ 環境・治水・防災のページへ

▲ このページのトップへ