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市政・研究

(視察報告) 〜写真で見る犬山の教育改革〜

『共に学び、共に育つ』学びの学校づくり

photo 11月29日、西濃教育オンブズマンや子どもサポートネットなどの皆さんと、今全国から注目されている犬山市の教育改革を視察しました。視察先の犬山市立北小学校は犬山城のふもとにありました。

 

小・中すべての学級で35人以下学級

 犬山の教育改革で最も重視しているのはすべての子どもたちに「学び」を保障することでした。そして子どもの「自ら学ぶ力」をどう育むかが基本となり、その為に欠かせない教育環境が少人数学級でした。犬山市は小中学校全学年に35人以下の少人数学級を実施し、それに加え少人数授業やTT授業を実施していました。

毎日が学校公開日

 北小は毎日が学校公開日で、私達のような訪問者に対しても特別の対応はありません。子ども達は授業に集中していました。この6年1組の先生は校務主任ですが、犬山では校務主任や教務主任のフリーの教師が学級を担任することで少人数学級を可能にしています。

教師の仕事一人一役に簡素化

photo 職員の公務分掌を完全な一人一役に簡素化し、教師が授業に専念できるよう体制を整えています。

 

校長室が「語らいの部屋」に

photo 北小では校長室が「語らいの部屋」にかわり、児童や保護者が自由に出入りでき、校長先生と話すことが出来ます。「校長の仕事場」はパーテーションで区切られ4畳ほどの空間です。

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「語らいの部屋」で懇談

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 私たちはこの「語らいの部屋」でクリックすると拡大されます加地校長先生から「共に学び共に育つ」学びの学校づくりについてお話を聞きました。校長先生は犬山の教育改革について熱っぽく語り、私達も時間が過ぎるのも忘れ、聞き入っていました。犬山市は少人数学級に加え、算数のときは15〜16人の少人数授業を行い理科の時間はTT授業を行うため、市独自で66人の非常勤の先生を雇い、1億5千万円の予算をつけています。

遊びの時間

photo 「自ら学ぶ力」を遊びの中で発揮できるよう昼食後40分間は「遊びの時間」になっています。子ども達には遊びを通して自主的な子どもの関わりを育むことがねらいです。そのために掃除は週1回「大掃除の時間」をとり、「遊びの時間」の日は自分のゴミは自分で片付け、トイレや下駄箱周辺だけ短時間行うことになっています。

 

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