平和・人権
「千羽鶴の旅」に出たシンガーの話
反核の夕べ
昨年の9・11同時多発テロ以来、"IMAGINE"を歌い続けている日本人シンガーがいる。彼はアメリカにあこがれて96年に渡米、以来アメリカの各地で歌いつづけている。 実は夫、参三の甥で、ロサンジェルスのリトル東京ではKen Koshio(小塩賢一)としてちょっと知られたシンガーである。
昨年の9月11日以来アメリカはどんどん右傾化している。街には星条旗があふれ、毎日テレビで「United We Stand(アメリカは団結する)」と流された。そして、国民世論は報復戦争一色にそまり、「正義」の名のもとでアフガン空爆を行なった。
彼は、このアメリカで、ルート66を旅するなかで、イマジンを歌い、千羽鶴を折り、平和を語ろうと、8月6日広島に原爆が落とされた日に、NYに向かってLAを出発した。9月11日には、NYの"GROUND ZERO"に千羽鶴をささげる予定である。
このルート66の「千羽鶴の旅」を見守りたいと思っている。
2002年8月9日
笹田トヨ子